社章・バッジの種類
同じロゴを使用した場合でも仕上げの方法の違いで見え方や印象はがらりと変わります。貴社の与えたい印象はどのようなものでしょうか?社章・バッジの種類について解説します。
主な社章・バッジの加工方法
研ぎエポ仕上げ
研ぎエポ仕上げとは金型でプレス後に凹んだ部分に樹脂を焼き付け、色を入れていくような仕上げ方法になります。焼き付け塗装後表面を磨き上げる(研ぎ出す)ことで輝きが生まれます。また、完成品の表面は面一になっており表面の凹凸感はなくすっきりとした仕上がりになります。色を入れる場合はこちらの方法をお薦めしています。ラッカー仕上げ
ラッカー仕上げとは金型でプレス後に凹んだ部分にラッカー(塗料)を流し込み完成させる仕上げ方法です。研ぎエポ仕上げとの違いは色を入れた箇所が凹になりそれ以外の地金の箇所は凸文字になるという点です。社章やバッジに凹凸感を求められる方はこちらがお薦めです。ラッカーエポ仕上げ
ラッカーエポ仕上げとはラッカー仕上げとほぼ同じ方法ですが、最後に透明のエポキシ樹脂を上にコーティングする方法になります。仕上りは表面が盛り上がったドーム型のような仕上がりになります。ミガキホーニング仕上げ
ミガキホーニング仕上げとは金型でプレス後の凹凸でロゴを表現する方法です。凸部は磨いてツヤを出し輝かせます。逆に凹部はホーニングをかけて凸部のロゴ、文字を強調させるような仕上げ方法になります。色は入れずに単色での表現になりますが高級感のある仕上がりが人気の工法です。 ※ホーニング・・・艶消しの意味ダムシン仕上げ
ダムシン仕上げとは金型でプレス後社章の裏面側面すべてに黒塗装を施し、凸部の輝かせたい箇所のみを最後にふき取りロゴを表現する工法になります。ダムシン加工で使用される黒はラッカー仕上げなどでは表現できないマットな黒になります(艶消しの黒)そのため光沢のある地金と非常に相性が良く高級感のある社章に仕上がります。銀いぶし仕上げ
銀いぶし仕上げとは金型でプレス後特殊な液体に漬込み、あえて古めかしい重厚感を表現する工法になります。少し黒ずんだような仕上がりになり、凸部の強調したい箇所のみを磨いて目立たせます。メッキ上に燻しをかけると凹部には影があるような印象になり落ち着いた重厚感のある社章をご希望の方にお薦めの仕上げです。印刷エポ仕上げ
印刷エポ仕上げとは抜型で抜いた社章の土台に印刷済のシートを貼り、仕上げにエポキシ樹脂を盛った仕上げで表現する方法です。印刷での加工になりますので細かいデザインや、グラデーションの表現が可能です。ただし、重厚感などはあまり表現できませんので量産型のバッジやノベルティ等でご利用されることが多い仕上げ方法となります。